ドラジャパクイーンのお部屋へようこそ!ドラマ・演劇・言語教育について思うこと

ドラマ・演劇を日本語教育に活用するアイデアをシェアする場です。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ドラジャパクイーンの本懐1:言語の中の「遊び」プレリュード

Oak Bayのベゴニアー個人のお家ですが、見事なお庭をおしげもなく披露してくださっています。 週一回更新。自分との約束がギリギリで守れました。() これから数回にわたって、わたし個人の「言語」観のようなものを展開していこうと思います。過去学んだこ…

ドラジャパクイーンの回顧 5:カイヨワ流「遊び」の本質と種類

Genoa Bayのお花たち(パンジーと紫の花) 少なくとも週一ブログ更新という自分への約束を破ってしまいましたが、まあ無理せず「悠々・遊遊?」と、「遊び」理論のお話を続けましょう。 作家・批評家であるロジェ・カイヨワはLes Jeux et les Hommes(『遊び…

ドラジャパクイーンの回顧 4:ホイジンガー流「遊び」の特徴

我が家の裏庭で咲く芍薬 「遊び」ということばを聞いて、どんなイメージが浮かびますか? 動物の仔がじゃれあっている行動? ままごと、鬼ごっこなど一連の子供の遊戯? 「仕事」の反対語? 不真面目? 余裕のある様? 新字源によると、漢字の〈遊〉は〈辵と…

ドラジャパクイーンの回顧 3:「遊び」のはなしの入り口

ビクトリア市街のフラワーバスケット 前回は、私が言語学という学問に出会ったお話をしました。その頃、1970年代の言語学界のリーダー、MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授でいらっしゃったチョムスキーさんの生成文法理論が脚光を浴びていました。…

ドラジャパクイーンの回顧 2:「遊び」へのプレリュード

庭の片隅でひっそり咲くビオラ 「虚構」と「模倣」とくれば、「遊び」ですよね。 以前、カナダ生まれの日系の子供達に日本語を教えていたとお話しました。6歳の子供には、ほんと苦労させられました。その時の経験は後々日本語教師としての糧となるのですが…